フィギュアスケート女子平昌五輪日本代表は誰に？候補選手比較

2017年12月24日2018年8月22日

2017年12月24日、全日本選手権男子の表彰式の後に発表される平昌五輪日本代表選手（オリンピック代表選手発表時刻>>）。

女子は2人しか枠がなく（男子は3人）、それでいて実力伯仲している選手がたくさんいるため、選考が紛糾する可能性もある。

果たして、代表選手2人は誰になるのか？

1枠目・全日本選手権1位

まず、全日本選手権で1位になった選手が、問答無用で平昌五輪日本代表として選出されるルールになっている（ただし、年齢制限あり>>紀平梨花は平昌五輪に出場できない）。

全日本選手権、フリーで圧巻の演技を見せた宮原が1位。平昌五輪日本代表内定を勝ち取った。

2枠目の選考基準

残りは1人。

この2枠目の選出は、お馴染みの「総合的判断で」ということになっている。

とは言え、一定の基準というものは存在しているわけで、その基準と基準ごとのランキングは以下のとおり。

全日本選手権2位・3位

2017-2018年シーズンのこれまでの成績とは無関係に、全日本選手権で3位以上になれば、五輪代表選手としてノミネートされる。

確かに、全日本選手権は、ライバル同士が「同じ土俵」に上がる場でもあるため、五輪代表選考のモノサシとしては重んじられてしかるべきかもしれない。

結果、全日本2位は坂本。そして、全日本3位は年齢制限で平昌五輪に出場できない紀平梨花になった（全日本選手権女子SP/FS速報）。

GPファイナル出場者上位2人

12月上旬に行われたGP（グランプリ）ファイナル。

出場したのは宮原知子（5位）と樋口新葉（6位）の2人。

「出場者上位2人」ということは、もし日本から3人以上がGPファイナルに出場していたら、その中の3位以下は対象外になっていたという意味と考えられる。

ちなみに坂本花織は、GPファイナルに「次点」で出場できなかった。

世界ランク上位3人

2017年12月時点の「世界ランキング」の日本人ランキングは以下の通り。

※「○位」とあるのは世界ランキング

宮原知子（日本） 5位
本郷理華（日本） 9位
樋口新葉（日本） 11位
三原舞依（日本） 14位
本田真凜（日本） 19位
坂本花織（日本） 22位
白岩優奈（日本） 28位
松田悠良（日本） 56位

というわけで、世界ランク上位3人は、宮原、本郷、樋口。

シーズンランク上位3人

2017年12月時点の「シーズン世界ランキング」の日本人ランキングは以下の通り。

※「○位」とあるのは、シーズン世界ランキング

樋口新葉（日本） 5位
坂本花織（日本） 7位
宮原知子（日本） 9位
三原舞依（日本） 11位
本田真凜（日本） 14位
白岩優奈（日本） 15位
本郷理華（日本） 20位

というわけで、シーズンランキング上位3人は、樋口、坂本、宮原。

シーズンベストスコア上位3人

2017年12月時点の「シーズンベストスコア（Total score）世界ランキング」の日本人ランキングは以下の通り。

※「○位」とあるのは、シーズンベストスコア（Total score）世界ランキング

樋口新葉（日本） 3位　217.63
宮原知子（日本） 7位　214.03
坂本花織（日本） 8位　210.59
三原舞依（日本） 11位　206.07
本田真凜（日本） 18位　198.42
松田悠良（日本） 22位　195.56
白岩優奈（日本） 24位　193.18
紀平梨花（日本） 25位　192.45
本郷理華（日本） 28位　189.98
山下真瑚（日本） 39位　181.04

まとめ＆「日本代表2人」はズバリ…

まず、宮原が全日本1位で決まり。

全日本選手権2017の前の段階では、「宮原と樋口がリード、坂本が追う」という図だった。

・GPファイナル上位2人（宮原、樋口）
・世界ランク上位3人（宮原、本郷、樋口）
・シーズンランク上位3人（樋口、坂本、宮原）
・シーズンベストスコア上位3人（樋口、宮原、坂本）

ところが、全日本で坂本が2位、紀平を間に挟んで、樋口が4位。

坂本、樋口どちらか？

・全日本2位（坂本）
・GPファイナル上位2人（宮原、樋口）
・世界ランク上位3人（宮原、本郷、樋口）
・シーズンランク上位3人（樋口、坂本、宮原）
・シーズンベストスコア上位3人（樋口、宮原、坂本）

坂本と樋口の差はないに等しい。GPファイナルも、坂本は出場ランキング「次点」で、樋口はGPファイナル6人中6位。

そうなると、「全日本選手権の重み」をどう考えるか次第ということになりそう。

私だったら、子供（紀平梨花）に勝った坂本が若干有利という判定かな・・・